僕が小学生の頃にハマっていたガンダムのプラモデル「ガンプラ」を、ひょんなことから大人になった今また始めることに。
昔は家にあった錆びたニッパーと金属ヤスリ1本で作ってましたが、何事も形から入るのが好きなので、今回は事前に調べて色々と道具を揃えてみました。
ガンプラはスナップフィットと言う技術で接着剤不要。最低限ニッパーだけあれば完成できますが、作り手がどこまで凝るかによって必要な道具は変わってきます。
私の場合、全塗装と、ちょっとした改修(改造?)などもやってみたいので、必要と言うか「あれば便利」という道具を買ってみました。
ニッパー・ナイフ・Pカッター
一番使う工具ニッパーとナイフ。ホビーのこは改修用に揃えました。
タミヤ 薄刃ニッパー ゲートカット用 74035

ゴッドハンドのアルティメットニッパーが欲しかったんですが、なかなか高価ですし、今回は他にも買い揃えるモノがあったので、評判の良かったタミヤの薄刃ニッパーを選びました。
家にあった100均のニッパー(ちょい古)に比べて、かなりキレイにカットできました。
オルファ アートナイフ 10B

ゲート処理・マスキングテープのカットなど多用途に使える必需品。
替刃25枚付きで安く、持ちやすい。
オルファ ホビーのこ

パーツをぶった斬る改修用に購入。刃は2種類とキャップが付属。
オルファ Pカッター S

プラ板カットするために購入。L型もあるんですが、一回り小さいS型の方が収納しやすいと思ったのでこちらを選びました。
ピンバイス
中で穴を開けたりタガネで筋彫りしたりする時などに使える。
実際ガンプラ制作をする中で思ったことは、「ピンバイス本体が複数あればもっと作業しやすいだろうな」と感じるので、タミヤのピンバイスを買い増すか、ゴッドハンドのピンバイスも気になっている。
タミヤ ピンバイス(0.1-3.2mm) 74112

チャックが0.1-3.2mmまで対応して低価格なので選びました。適度な大きさで握りやすい。
タミヤ ドリル刃セット

ベーシック(1.0mm、1.5mm、2.0mm、2.5mm、3.0mm)と極細(0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.8mm)のセットを購入してみました。
ベーシックの太い方(2.5mm・3.0mm)で、ガンプラ仮組み時にパーツを外しやすくする為にダボ穴を広げるのに使ったりしてます。細い方(1.0mm)はディテールとしてパーツに穴を開ける時に使用。
(ベーシックタイプはサイズが印字されたシールが付属しません。)
ゴッドハンド スピンブレード

小さな彫刻刀のような道具。貫通させない穴を綺麗に開けるディテールアップ用に購入しました。狭いところのパーティングラインや合わせ目を消したりする時にも使えます。
僕が購入したのは5本セットですが、セット販売以外に0.1mm単位で1本バラ売りもあります。
バラ売りはこちらから
ゴッドハンド製品ではスピンブレードに似たような工具で、ビッドブレード・スピンモールドと言うモノもあり気になってます。
ファンテック 超硬スクレーバー

*ピンバイスに装着して使います。
パテ盛り後に削ったり、パーティングラインを削るのに使います。ガリガリ削れるので気持ち良いです。
ハイキューパーツ 面取りビットWC

ドリル刃で穴を開けた後、穴の周りを面取りする道具で手回し専用です。
ヤスリ
ゲート処理などに使う。平面用や曲面用も揃えてみた。
ゴッドハンド 神ヤス

スポンジにヤスリが着いたモノ。2・3・5mmの厚さがあり、曲面から折り曲げて狭いところをヤスる時にも使える。
#120 #240 #400 #600 #800 #1000
は「神ヤス」
厚さ・番手別でバラ売りあります。よく使う400/600/800あたりはバラ売で追加購入予定です。
バラ売りはこちら

#4000 #6000 #8000 #10000
の高番手は「神ヤス!磨」と言う商品。こちらはバラ売りが無いです。
タミヤ ベーシックヤスリセット ダブルカット細目

500円で安かったので購入しました。目が詰まりやすいので歯ブラシでカスを除去しながら使ってます。
最近このヤスリよりちょっといいタイプ「タミヤ クラフトヤスリPRO」が気になってます。
紙やすり
タミヤのフィニッシングペーパーのセットを2種類と、amazonのランキングで1位だったと言う理由でBIGMANと言うブランド(?)の紙やすりも購入。
こうやって書いて初めて気付きましたが、荒めは買ってませんでした。いつも400番から削ってます。
ゴッドハンド FFボード アクリル

紙やすりを両面テープで固定して使う「当て木」です。上記の紙ヤスリを切って両面テープで貼り付けて使います。
この商品と神ヤスの2種類を主に使って作業してます。貼り付けた紙ヤスリの番手がわからないので「テプラ」を使ってわかりやすくしましたが、神ヤスの色と番手を揃えると迷わず扱いやすいです。
両面テープは付属してないので別途必要となります。(塗装時にも使うので買っておいた方が良し)
1200・1500番は使ってないので240番・800番に張り替えようと思ってます。
スジボリ系道具
ガンプラのディテールアップとしてスジボリを追加したり、彫り直しに使ったりします。
uni クルトガアドバンス 0.3mm

スジボリの下書きに使います。ちょっと細めの0.3mmシャープペンシルで、先端がクルクル周りトガり続けるというすごいやつです。
スジボリ用ガイドテープ

新たにスジボリを掘る際に使うガイドテープ。使ってみたところ、3mm幅の方を買えば良かったと思ってます。
HGのパーツって小さいモノが多いので「6mm幅はちょっと広すぎだな」と思うところがありました。
ハセガワ 模型用けがき針

新規でスジボリを掘る時や、ドリルで穴を開ける前にパーツに当たりを付ける時に使うために購入。安くて研ぎ石も付属していますが、先端を保護するモノ付属してない。
僕は後述するファンテックのスジボリカーバイトに付属していた先端を保護するゴムにケガキ針をちょっと強引に突っ込んで保管しています。
スデッドラー コンパス 557 62

中央のダイヤルを回して開閉調節するタイプのコンパス。
最初は片方鉛筆の芯がセットされてあったが、針も同梱されていたので両方針を付けてます。このままケガキ針としても使用できるし、均等にスジを入れることができるので1つ持っていると便利かなーと思い購入。
似たようなモノで、ドラパスというコンパスだと2,000円は超えるが、こちらの商品は約1,200円とリーズナブルなところが決めて。
ファンテック スジボリカーバイト

ピンバイスに取り付けて使うタイプのタガネ。有名なBMCタガネに比べて安価で揃えやすい。
ファンテック スジボリカーバイト 保護ケース

ファンテックのスジボリカーバイトと、超硬スクレーバーを入れるケース。ハイキューパーツの面取りビットWCやタミヤのドリル刃も入れることが可能。
パッケージに保管するよりコンパクトで取り出しやすいです。
接着剤

タミヤセメント
写真右側ベーシックな白いやつ。主にパーツの合わせ目消しに使いますが、完全乾燥まで時間がかかるので時間に余裕のあるときに使ったりしてます。
Mr.HOBBY セメント(流し込みタイプ)
サラサラタイプの流れる接着剤。パーツ同士をくっ付けた隙間に流し込んで使います。↑のタイプに比べて乾燥が早い。
タミヤ 瞬間接着剤

ヒケ処理などヤスる前提ならイージーサンディング。がっちり瞬間接着なら高強度タイプ。
硬化促進剤をひと塗りしてから瞬着を使うことで完全硬化まであっという間なので時短になります。
気づいたらデカールのりじゃなくて左の硬化促進剤を塗ってデカール貼ってたマヌケとは私のことだ
どうりで乾いたら白っぽくなるわけだ pic.twitter.com/GQ4wQTFehE
— kakeru (@Kakeruu3) 2019年7月14日
TAMIYAのデカールのり・硬化促進剤はビンとキャップが同じなんで間違えたこともあります。
パテ
タミヤ ベーシックパテ

「ラッカーパテ」と呼ばれるタイプで、うすめ液を混ぜて好みの濃度で使うこともできます。
完全乾燥まで3日ほどかかり、厚く盛るには向いてません。
僕は知らずに肉抜き穴に使ったらプラスチックが溶けて脆くなってしまいました。

タミヤ エポキシパテ

粘土のような扱いやすいタイプでベーシックパテと違い盛ることが可能。大きめの穴を埋めたり、形状変更ならコレ。
黒い瞬間接着剤

瞬間接着剤と商品名に書かれてますが、パテとして使うことが多いです。付けたところが黒いのでヤスリで削っても埋めた跡がわかりやすい。高粘度タイプなので盛ることも簡単にできます。

別売りの瞬着硬化スプレーをシュシュっとやれば即固まるので、続けて作業ができます。しかし一瞬ですが臭いがキツイので、使い切ったら徳用の低臭タイプを購入予定です。
WAVE パテスティックセット

ベーシックパテやエポキシパテを混ぜたりするときに使います。パテが硬化しても簡単にパテの残りを剥がすことができる。
その他
BMCダンモ

約4,000円と高めですが、簡単に段落ちモールドが彫れます。
また、先端をカンナがけのように使うこともできます。
ピンセット

極細ピンセットが4本セットで1,000円と言うことで購入しました。ピンセットも値段がピンキリなので、最初にこのタイプを買って、よく使う形は高価なモノを買い足すのが良いと思います。
細かいパーツの取り扱いやデカール・シール貼りに必要です。
パーツオープナー

取り付け間違えた!って言う時や、仮組み後のバラす時に使います。先端がナイフっぽいけど、持ち手部分がしっかりしているのでデザインナイフでこじ開けるよりも使いやすい。
タミヤ モデルクリーニングブラシ

デカールを貼る前に埃を取ったりする時に使っています。除電効果があるので静電気を防ぐ効果もあり、ブラシにキャップが付いているので保管も簡単。

反対側のキャップを外すと小さくコシのあるブラシが格納されています。
ナカバヤシ カッターマット

僕はリビングのテーブルでプラモデル制作を行っているので、作業後の片付け・収納を考えて折り畳めるカッティングマットを選びました。

折れる部分は継ぎ目がわかりにくいので気になりません。アートナイフを使うのでマットは必須です。
終わりに
こんな感じで買い揃えてみました。色んな道具を試して自分に合った道具を探している途中です。
まだまだ気になっている道具もあるのですが、ひとまず一番最初に揃えた道具としてこの記事はまとめていますので、追加購入した道具は新たに紹介していきます。
これからプラモデルを初めてみよう!みんなどんな道具使っているんだ?!と思っている方の参考になればと思います。