プレミアムバンダイ限定のストームブリンガーフェイタルアッシュを全塗装製作しました。
このストームブリンガーフェイタルアッシュは、頭部・バックパックを組み替えることでジム・タービンレンスを作ることもできます。
製作工程
製作工程は下記の順番です。
- 素組み
- 捨てサフ
- 分解して表面処理・パネルライン掘り直し
- サフチェック
- 修正
- 下地塗装
- 本塗装
- 部分塗装
- 光沢クリアー
- 墨入れ
- デカール
- 艶消しクリアー
製作期間は約1ヶ月。
部分塗装を少しと、多めのデカールで精密度アップを狙いました。

使用塗料

主に使用した塗料は以下の物。少ししか使用していない物は下記の説明で記載しています。
- (G)マルチプライマー
- (G)Ex-フラットクリアー
- (G)ニュートラルグレーII
- (G)フロストマットブラック
- (G)ダークグリーン
- (G)橙黄色
- (G)メカサフ ライト
- (G)メカサフ ヘヴィ
- (M)GX スーパークリアーIII
- (M)グレーFS36118
- (M)エクストラダークシーグレーBS381C/640
- (T)エナメル フラットブラック
- (T)エナメル ジャーマングレイ
- (T)エナメル ダークグレイ
G=ガイアノーツ・M=Mr.COLOR・T=タミヤ
マルチプライマーはメタルパーツに塗布しました。
スミ入れ・エナメル部分塗装でのハミ出し部分の拭き取りや、水転写式デカールの密着性アップのため、間に一度スーパークリアーIIIで光沢にします。
使用マテリアル
今回主に使用した物は下記の2点です
ハイキューパーツ GLEP
1つにかなりの数が入っているのでお得感があります。小さい物は無くさないようにしないと、私は紛失しまくって無駄に消費してしまいました。
また見つけたら買っておこうと思います。
塗装する場合はガイアノーツのマルチプライマーを塗布してから塗装しましょう。
ハイキューパーツ コーションデカール各種
製作していくうちにホワイト&オレンジのデカールが似合うんじゃないか?と思い急遽買ってきた物。
今回の製作で使用したのは、1/100用ホワイト&オレンジ・ホワイト・1/144用ホワイト&オレンジ・グレー、あとキットに付属してあるデカールも一部使用しています。
頭部/ストームブリンガーF.A

パーティングラインを消してパネルラインを掘り込み、墨が入るようにしました。
本体外装のグレー系はガイアノーツのニュートラルグレーIIです。
ツインアイはガイアノーツのエメラルドグリーンを塗装後、エナメルのブラックを塗り、ツインアイの部分をエナメル溶剤を染み込ませたフィニッシュマスターで拭き取りました。
リバースウォッシュという技法らしいです。
今回のストームブリンガーでは、他の部分でもこの方法を使って塗装しています。


腹部/ストームブリンガーF.A


センサー(?)部分のシールの箇所は、付属のシールにガイアノーツのマルチプライマーを塗布後、ツインアイと同じエメラルドグリーンを塗装して貼り付けました。
この塗料、雑誌に掲載されていたプロモデラーNAOKIさんの作例で使用されていたので使用してみました。発色が良く、とても気に入ってます。

胴体両側にあるフィンは片側紛失したのでプラ板で蓋をしました。あまり違和感ないと思いますが、パーツ管理しっかりしたいですね…

腰部/ストームブリンガーF.A

リベットぽいディテールはエナメルのライトグレーで筆塗りです。
左右・前装甲裏は、ほぼ見えないので無塗装。リアスカート裏だけエナメルで塗りました。

リアスカートは寂しかったのでデカールの固め貼りをしました。どこにどんなデカールを貼ればいいのか…もっと色んな作例を見てチェックしていきたいと思います。
腕部/ストームブリンガーF.A

ストームブリンガーの肩は、俯瞰で見ると一番の見せ場だと思うので放熱フィンのようなディテールと装甲一部をフレーム色でマスキング塗装し、デカールでディテールアップ。

下から見上げてもよく見えるので、塗り分け+デカール貼りを行いました。

腕関節の一部が最初から段落ちになっているのでエナメルのレッドで塗り分けし、関節の横面にある丸いモールドはハイキューパーツの円形マスキングテープやスーパーパンチコンパスを使ってメカサフ2色で仕上げました。

膝関節にも同様のマスキングをしましたが、どちらがどのやり方でマスキングをしたかは覚えていません。しかし円形マスキングテープとスーパーパンチコンパスがあればほとんどの円形マスキングは簡単にできるので、あると便利です。
また、関節と装甲のクリアランス処理も行い、動かしても塗装が剥がれにくいようにしています。

左腕のみ武装が付かない装甲なので、マスキングして、塗り分けを行いました。塗り分けることで複数のパーツで構成されているように見えるので精密感がアップしますね。
武装/ストームブリンガーF.A

右腕に接続する武装、大判のデカールを貼るように指示されている箇所には何かの接続穴が空いていたので、タミヤのエボパテで埋めてデカールがしっかり密着できるようにしました。

砲身と一部をマスキングして塗り分けしています。砲身付け根の円形部分は、円形マスキングシール(ハイキューパーツ)の枠を使用して塗り分けました。
円形マスキングシールは無駄なく使うことができますよ。
ストームブリンガーF.Aは武装とバックパックの一部はモナカ構造なので合わせ目が出ます。今回はイージーサンディングで合わせ目消しを行いました。ほぼ見えない部分はそのままです。
一部塗り分けをして情報量アップしました。墨入れが微妙で少し汚くなってしまいました。
脚部/ストームブリンガーF.A



肘関節もそうですが、各部シリンダーはゴールドとシルバーで塗り分けしています。チラ見えすると、とてもいい感じです。

一部関節に挟み込むパーツの外側を塗装し忘れていて、後から塗るのが面倒だったのでガイアノーツ のアーティフィシャルホールを貼り付けました
アンクルガードの両側にあるマルイチモールド内部にはゴールドに塗装したGLEPをタミヤのクラフトボンドで接着。


乾くと透明になるので極小パーツやエッチングパーツの接着におすすめです。

立たせたら見えなくなるのに手を入れたくなる足裏です。バーニア2基はマスキングして塗り分け、中央にGLEPを貼り付けました。バーニアにこれ貼って合っているのかわかりませんが、かっこいいので良しとします。
足裏全体的にエナメルのジャーマングレーをエアブラシ で吹いて拭き取りました。モールド全て掘り直して墨入れもすればもっと引き締まるかもしれませんが、ちょっと面倒だったので手抜きです。
デカールは多めにして派手にしました。やっぱり自分はデカール多めが好きだなぁ。
パックパック/ストームブリンガーF.A

フロストマットブラックに塗装したバックパック。一部希釈率をミスったか、何か違っててなんだか違う色になってしまった。
脚部のバーニアとバックパックのバーニアは2パーツ構成でキットのままだと外側がグレー・内側がイエローなんですが、色を反転してゴールド・シルバーで塗装しました。
両側にあるマルイチモールドはリバースウォッシュでシルバーを残して拭き取り。
バックパックは全体的に黒系の塗装をしようと思っていたのでパネルラインの掘り直しは行わずに、デカール多めでディテールアップを狙いました。

一部塗装が大きく剥がれた箇所があるんですが、塗り直すのが面倒だったのでハセガワのフィニッシュシート(つや消し黒)を貼りました。
マスキングテープで貼る場所をトレースしてフィニッシュシートに貼り付けて切り出しますが、デザインナイフの刃は曲線が良いそうなので早速注文しておきました。通常の刃だと引っかかるんですよね。

羽のような部分は一部リバースウォッシュで塗装。狭い部分のグレーはマスキング塗装で塗り分けしました。本体の肩もそうですが、パネルラインを跨ぐデカールは分割して貼ってます。貼った後に切るより、切ってから貼る方が綺麗にいく気がします。

ちなみに、全体的なデカールの貼り付けにはMr.マークセッターとハイキューパーツのデカールスキージーを使用しています。貼り付けが下手くそすぎてマークセッターの跡のような物がデカールの周囲に付いたりしてたんですが、最後のつや消しを吹いたら気にならなくなりました。
作例/ストームブリンガーF.A
以下適当に。





股に穴はありませんが、スタンド接続パーツを取り付けることでスタンドに乗せることができます。
使用しているスタンドは、バンダイのアクションベース4です。設置面が広いのでMGでも安心して飾ることができます。

終わりに

※ツインアイは加工してます
とてもカッコよく仕上がって満足しています。自己満足です。笑
気になるところは、コックピットと中の人が再現されていけどコックピットハッチは開閉しないという1点のみです。
もう1つ購入しているのでジム・タービュレンスを作って一緒に並べたいと思います。