本日はForever Modelingにアクセス頂きありがとうございます。塗装ブースはDIY派な緑茶(@katekin00)です。
以前、模型用塗装ブースに使うシロッコファンの性能比較を記事にしました。
自作塗装ブースに使えるファンの種類に、ダクト用の換気扇(ファン)という物があり、ダクトファンを使って塗装ブースを作る方や、ダクトファンを使った塗装ブースを製作・販売されている方も居るのでメリットを考察します。
Hon&Guan ダクト用換気扇とは
僕が以前作った塗装ブースはパナソニックのシロッコファン FY-27BK7というシロッコファンを使いましたが、ダクトファンは形状から違います。
ダクトファンは↑のような形状で、吸気・排気の両方にダクトを取り付けることが可能なため、ダクトの中間に取り付けて排気させることも可能となっております。
サイズ・風量は、
型番 | HF-100P | HF-125P | HF-150P | HF-200P |
参考価格 | 6,799円 | 7,299円 | 12,499円 | 19,700円 |
消費電力 | 30W | 32W | 65W | 128W |
風量 | 198m3/h | 284m3/h | 530m3/h | 840m3/h |
ダクト径 | 100mm | 125mm | 150mm | 200mm |
こんな感じです。
シロッコファンや市販品塗装ブースに比べてメリット・デメリットなどを解説します。
Hon&Guan ダクト用換気扇を使うメリット
比較対象のシロッコファンや市販されている塗装ブースの性能については過去記事をご覧ください。
風量が強い
シロッコファンと比較するとあまり変わらないと思いますが、市販品の塗装ブースと比較すると、ダクト径150mmのHF-150Pは風量530m3/hで約12,000円と安くて風量がとても強いと思います。
排気ダクト上に設置できる
現在シロッコファンを使った塗装ブースや市販品の塗装ブースで風量が弱いと感じたら、排気ダクトの中間上にダクトファンを設置して排気効率を上げることが可能になります。
塗装ブースのボックス内に設置しなくても良いのでファン本体の汚れを最小限にすることも可能です。
メンテナンスが容易
Hon&Guanのダクトファンは、本体のファン部分が取り外せるので、その部分だけ外して掃除機などで粉塵を吸ったり、洗ったりすることが可能です。(IP44の防水・防塵性能あり)
長寿命
メーカー公称で5万時間の寿命ということで、長く使えそうです。換気扇なのですぐに壊れるということは無さそうですね。
Hon&Guan ダクト用換気扇の気になるところ
次にデメリットというか、ちょっと気になる部分について解説します。
消費電力が高め
ダクト径100mm〜150mmまでのダクトファンは消費電力が70Wです。
有名なネロブースでは57Wなので、そこまで大差ない感じがしますが、僕が塗装ブースに使用したFY-27BK7だと約30Wなので倍違います。
終わりに
「塗装ブースを作ろうかな」「今ある塗装ブースの風量アップしたい」
という方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
僕はすでにシロッコファンで自作塗装ブースを作成しましたが、今後部屋の模様替えなどでダクトを伸ばさなければいけなくなった場合、追加でダクトファンの増設を検討しようと思ってます。