プラモデル製作過程で、かなりの時間を占めている”削る作業”を楽にするために「ペンサンダー」を購入しました。
プロクソンとは?
大阪にある株式会社キソパワーツールのブランドのようなモノが「プロクソン」です。今回紹介するペンサンダー以外では、ハンディルーターやコンプレッサーなども販売されています。
プロクソン ペンサンダーを開封
まずはパッケージから。


僕が購入したセット内容は本体・先端アーバー8本・専用紙ヤスリ3枚付属(180番、240番、400番)です。
このペンサンダー、amazonだと2種類あって、付属の紙ヤスリの枚数が違います。多い方がお得ですね。(僕は少ない方を買ってしまった…)

パッケージの裏面が説明書になってます。

本体はこんな感じ。
プロクソン ペンサンダーの仕様

電源:100v
定格使用時間:15分
振動数:1分間に6800回
重量:約200g
長さ:アーバー取り付け部から電源コードの付け根まで170mm
仕様にあるように、定格時間15分となってますが、模型用途で連続して15分も使うことは無いと思うので気にしなくて大丈夫です。
振動数が1分間に6800回なので、軽く当てるだけでヤスリ作業が秒で終わります。
ペンサンダーとパワーコントローラーはセットで買おう

ペンサンダー単体だとパワーが強すぎてコントロールしにくく、プラモデルには扱いにくいので、「パワーコントローラー 」を使って力を抑制します。

僕は少し強めのこのくらいで作業してます。
このパワーコントローラーはコンセントが畳めないタイプなので、そこだけが残念。

ちなみに電源コードは柔軟で取り回しやすいです。
アーバーは別売で追加購入
付属のアーバーと専用サンドペーパー。

先が斜めになったアーバーの方が使いやすいです。サンドペーパーは台紙から剥がして貼り付けるタイプです。
サンドペーパーは他社製のサンドペーパーでも両面テープで固定すれば使うことができますし、こちらの方が安くて量も多いのでオススメです。僕はタミヤのフィニッシングペーパーを使ってます。

両面テープは15mm幅を使えば四角のアーバーにちょうど良いサイズです。

アーバーは追加で購入しました。ちなみに、アーバーの付け根を回転する事で簡単に交換可能です。工具要らずなのが嬉しい。
プロクソン ペンサンダーの使用感

実物を手にするまで大きそうなイメージがあったんですが、ハンディサイズで持ちやすく、軽い。
実際に使うときはこんな↓感じです

ペン感覚で握って作業します。

親指を伸ばせば電源の切り替えが簡単に行えます。
場合によってはバイスを使って固定してからペンサンダーで削る事もあります。
ちなみに、先端アーバーに神ヤスのようなスポンジヤスリを貼り付ければ曲面パーツも削る事ができます。

ヒケ処理にペンサンダーを使ってみる
ヒケをパテで埋めたあとの処理、パテが硬かったり、盛り過ぎて削るのが面倒なところもペンサンダーであっという間です。
写真はMG NT-1 アレックスのシールドです。
写真左側にヒケがありますね。光の当たり具合でもわかりますが、表面を軽くヤスリで擦ってやるとわかりやすいです。

黒い瞬間接着剤を塗ったあと、瞬着硬化スプレーを拭きました。


この状態からペンサンダーで削った状態がこちらです。

あっという間にヒケ処理が完了しました。
瞬着硬化スプレーはガイアノーツの物を使ってます。ノズル付きで容量も多く、それほど臭いも気にならないのでオススメです。
ゲート処理にペンサンダーを使ってみる
僕が使っているニッパーはタミヤの薄刃ニッパーです。

今まではニッパーで2度切り後にデザインナイフでゲート跡を削って処理していましたが、ニッパーで2度切り後にペンサンダーで削ってそのまま表面処理もペンサンダーで処理した方が早いです。
間違えてデザインナイフでえぐってしまう事も無いので、この手順の方が良さそうだと思いました
ニッパーで二度切りした跡がこちらです。わかりやすいように少し多めにゲート跡を残しました。
ペンサンダーで削ってゲート処理完了。これも速攻で終わります。

細かいところはアーバーを加工

狭いところ用に1本加工してみました。あまり使用頻度は多く無いんですが。
場所によってはペンサンダーでは使いにくいところもあって、無理やり使うと余計な場所まで削ってしまう時もあるので、そういう場所では鉄ヤスリやハンディサイズのヤスリの方が良いですね。
なので、ペンサンダーあるから他のヤスリ全く使わん!ということにはならないので神ヤスやFFボードのような当て木を使ったヤスリも僕は使います。

ペンサンダー使用時は水研ぎがおすすめ
ペンサンダー使用時は水研ぎがおすすめです。

水を染み込ませたメラミンスポンジをタッパーに入れて、アーバーに付いたサンドペーパーをチョンチョンと付けてから作業することで削りカスがまとまる・ヤスリの減りを抑えることができます。

先ほどのヒケ処理をした時の写真ですが、水研ぎをしたのでカスが泥のようにまとまっています。
ティッシュペーパーで拭き取れば綺麗になります。
ちなみに、メラミンスポンジはヤスリを当てる事で削りカスを簡単に除去できます。
終わりに
購入前は模型工具としては結構高いなあ…と思ってしまいますが、相当な時間を短縮でき費用対効果は高く一度使うと手放せない!そんな工具です。興味がある方はぜひ試してみてくださいね。