シロッコファンとプロペラファンの違い|模型塗装ブース選び徹底比較(三菱電機・パナソニック・高須産業のおすすめ)

シロッコファンとプロペラファンの違い|模型塗装ブース選び徹底比較(三菱電機・パナソニック・高須産業のおすすめ)

保存版 模型塗装ブース 換気扇比較

塗装ブースの吸引性能はファンで決まります。この記事では、シロッコ(遠心)とプロペラ(軸流)の仕組み差、静圧・風量・騒音・設置・コストを徹底比較。三菱電機・パナソニック・高須産業のおすすめ機種と、失敗しない選び方・設置のコツ・計算式・Q&Aまで網羅します。

要点(最初に結論)

  • ダクト配管+フィルターあり=シロッコ有利。静圧に強く、曲がりや長さで風量が落ちにくい。
  • 窓に直接排気=プロペラが簡単・安価。静圧に弱いので配管や厚いフィルターは不得手。
  • 模型塗装ブースで迷ったら、「フィルター&ダクト前提→シロッコ」「窓直抜き→プロペラ」が基本。

シロッコ vs プロペラ|仕組みと“向き不向き”

1) 風の作り方と静圧特性

シロッコファン(遠心)は円筒状の羽根で横吸い・90°排気。静圧に強く、フィルターやダクトの抵抗があっても風量を維持しやすい。プロペラファン(軸流)は直進気流で、窓や薄壁に直抜きするときに最も効率的だが静圧には弱い。

2) 配管・設置の違い

  • シロッコ:φ100〜φ200のダクト接続が基本。中間ダクトファンなら天井裏や棚下に置け、吸込口の位置自由度が高い。
  • プロペラ:窓枠に据え付けるだけなど工事が最小限。外風・雨・逆流対策は必要。

3) 騒音・コスト感

  • シロッコ:静音モデルやDCモーターで静かさ×風量を両立できるが価格はやや高め。
  • プロペラ:本体が安価で取り付け簡単。強風時の逆流や厚フィルターでの風量低下に注意。

塗装ブースに必要な風量をざっくり見積もる(計算式あり)

目標面風速:0.5〜1.0 m/s(模型向けの扱いやすい目安)

必要風量(m³/h)の式:開口面積(m²) × 目標面風速(m/s) × 3600

例:幅400×高さ250mm(0.10m²)で0.7m/s ⇒ 0.07m³/s ≒ 252 m³/h

実使用ではプレフィルター・本体フィルター・ダクトの曲がり・逆止弁・屋外フードなどで静圧が加算され、カタログ風量から低下します。静圧に強いシロッコのほうが狙った面風速を維持しやすいのが実感値です。

用途別の選び方(実用シナリオ)

  • 賃貸&配管したくない:窓直抜きのプロペラ。フィルターは薄手で、ホース配管は避けるor最短に。
  • 壁穴や外壁フードがある:ダクト運用前提でシロッコ。静音かつ安定した吸い。
  • 吸込口を複数にしたい:中間ダクト型のシロッコ(分岐・増設が容易)。

ブランド別|おすすめモデル(2025年版)

三菱電機

◆ シロッコ(ダクト用)

VD-15ZC14(天井埋込・φ100):風量目安 約180 m³/h、静音クラスで小〜中型ブースのアップグレードに好適。

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三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC)
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応用:V-20ZMVR3(中間取付・DC)で吸込口の自由度アップ。

◆ プロペラ(窓・壁用)

EX-25/30SC系:窓枠据付の定番。窓直抜きで手早く強制排気を構築可能。

パナソニック

◆ シロッコ(ダクト用)

FY-25DZS4(中間ダクト・φ200)強約700 m³/h級の大風量で大型ブースにも余裕。

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パナソニック(Panasonic)
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FY-21CT1-HP:高静圧・屋外設置可のミニシロッコ。堅牢で用途広い。

◆ プロペラ(窓用)

FY-25WF2(25cm):家庭向け窓用の定番。鍵・カーテン配慮など使い勝手◎。