本日はForever Modelingにアクセス頂きありがとうございます。模型製作ツール・マテリアル大好きな緑茶(@katekin00)です。
以前作ったダンボール製の塗装ブース1号機を作り直すことにしました。
以前の塗装ブース不満点を解決すべく…
まず、約2ヶ月間この(↑)塗装ブース1号機を使って気になった点・不満点をいくつか。
吹き返し
ファンの左右に流動板のような斜め板を入れずに↑の状態からハニカムフィルターを被せていたので左右のスペースでは吹き返しがありました。
ダクトの形状
1号機の風量に不満はありませんでしたが、排気ダクトをファンの出口から急に曲げて窓から出すような形だったので、排気効率が悪いのではないか?という疑問がありました。
今回塗装ブースに使っている浴室用換気扇の説明書には「出口付近で曲げないでください」というような記述があるし、自宅の浴室についてある換気扇の排気口ってファンからほぼ直通で排出されているので、あまりダクトを曲げないほうが良いんだろうなという思いから、なるべく曲げずに排出した方が良さそうです。
上記のような状態だと排気ダクトがあまり動かないので、使うときは排気口アタッチメントが窓から出るまで塗装ブースごと後ろにずらして、終わったら塗装ブース本体を前にずらすという作業があり面倒でした。
素材の変更
ダンボールにアルミテープを貼ったり、一部ビニールテープをグルグル巻きにして固定している部分もあった1号機ですが、見た目が悪いですし、塗装ブース上にモノが置きずらく、不安定だったのでいずれ木材でしっかりしたモノに作り直そうとは考えていました。
人気塗装ブースの構造を採用
↑の画像はネロブースminiです。
箱の中に傾斜板の入っている構造で上から吸い出すタイプで、ネロブース・互換ブース・36ブースなど、人気のあるモデルはこのような構造になっているので、真似して作ることに。
シロッコファンはFY-27BK7
僕は以前から塗装ブースに使っていたFY-27BK7をまた使います。
シロッコファンの性能をタミヤ・クレオスの塗装ブースや、ネロブース・互換ブースなどと比較した記事はこちら↓
今回は採用していませんが、シロッコファンの他にもダクトファンを使う方法もあります。ダクトファンについての解説はこちら↓
脳内設計図で製作開始
というわけで、ネロブースや互換ブースみたいな構造で、パナソニックのシロッコファンFY-27BK7を上に取り付けた塗装ブースを目指して製作開始。
道具と材料
寸法も大体ネロブースと同じぐらいの約500×500でやってみることにしました。
使用した道具
- ドリルドライバー
- 丸ノコ
- サンダー
- ジグソー
- コンベックス(スケール)
- 曲尺
- クランプ
- 鉛筆
材料
- 合板
- FY-27BK7
- ネジ
- 木工ボンド
- アルミテープ
- アルミダクト
- ビニール紐
- 排気口アタッチメント
- じょうご
工具・材料は大体このくらい使いました。
私は以前DIY用に購入していた合板が家にあったので使いましたが、ネットから木材を好きな寸法に加工してもらって注文する方法もあります。
その場合、丸ノコなど一部電動工具を買わなくても済むし、自宅まで配達して貰えて楽なのでおすすめです。
組み立て開始
鉛筆でマーキングして丸ノコやジグソーで切断、ドリルドライバーで組み立てれば1日あればできます。(制作中の写真撮り忘れてました・説明省き過ぎか…)
コーナークランプは直角で固定できるので、一人作業では必須です。
今回使用したツールで、ドリルドライバー・丸ノコ・サンダーはブラックアンドデッカーのマルチツールという工具を使用しました。先端が取り替えられるタイプで扱いやすく、このセットを買えば一通り揃うのでおすすめです。
少し形になってきました
というわけで、出来上がった箱にファンを取り付けてみました。
カーテンが無いとか突っ込みどころのある絵ですが、一応こんな感じです。
1号機で気になっていたダクトはできるだけ真っ直ぐな状態で排気させるようにし、ダクトの繋ぎ目はビニール紐できつく縛ってからアルミテープでグルグル巻き固定としました。
アルミテープですが、ニトムズのアルミテープ(スクーターのDIYの余りを使用しました)を巻いた上から100均のアルミテープでグルグル巻きです。
排気口アタッチメントはエアテックスのモノを使用。径は100Φ。
僕が選んだFY-27BKは150Φと大きいので繋ぎ目に「じょうご」を切断したモノを使用して排気口アタッチメントがダクトホースの中心になるようにアルミテープでグルグル巻きにしました。
後から知ったんですが、異径カップリングというモノを使えば、切断加工の手間がなく簡単にできると思います。
組み上げた後、全ての角に木工ボンドを塗っておきました。これで排気漏れも無さそうです
ファンの周りにはアルミテープ。一部光が漏れていたのでここにもボンドを塗っておきました。
塗装ブースの配置について
約500×500×500の大きさで、こんな感じです。
右利きなので塗装ブースの右隣にリニアコンプレッサーL5とハンドピースを設置。塗装したパーツは左側にある乾燥機へ、という流れで作業する感じですが、塗装前のパーツはどこに置こうかな・・・
https://number99.info/gunpla-yamazen-yda-500/
アルミダクトが150Φと結構大きくインテリアとしては違和感アリですが仕方ありません。
ガイアカラー薄め駅を置いてみました。以前の1号機は段ボール製なため不安定だったの塗装ブース上はあまり活用できなかったんですが、木材でこれだけ上部にスペースがあると安心して置けますし、塗装関係の道具置きや、塗装前のパーツ置き場としても使えそうです。
ちなみに、正面側に貼り付けた板は吹き返し防止です。
あとがき
横の板ですが、自宅にあった木材が寸法足らずだったので廃材をダボで組み合わせて1枚の板にして使いました。ぴらめこのDIYさんの「ワンバイ材をつなげて大きな板に。木ダボを使った板継ぎのやり方。」が参考になると思います。
というわけで、今回の作業はここまでで8割完了です。
あとは中に入れる斜めの板・ファンのフィルター・照明を追加すれば使えるようになります。
無塗装の外観だけど、色塗るか・何か貼っても良いなー…なんて考えるのも楽しいです。
売り切れや価格などの理由でネロブース・互換ブースが買えない時は塗装ブースの自作も視野に入れてみてはいかがですか?物作りが好きなら塗装ブースの自作もきっと楽しいですよ!
続きはこちら↓