プレミアムバンダイ限定商品「HG トーリスリッター」を全塗装制作しました。この商品は完成後ヤフオクで落札されております。入札された方ありがとうございます。
完成から日が経ってしまいましたが、簡単に製作記をまとめていきます。
HG トーリスリッター の制作
全パーツゲート処理→仮組み→目立つパーツ面を表面処理(400/600/800)という感じで進めていきました。少しですがスジボリ・穴開けでモールドを追加しました。
トーリスリッターの設定など細かいことは全く知らないんですが、角張った連邦系MSのデザインに動力パイプがあるってのがカッコいい。
HGだけど、結構モールドが入っているので塗り分けるだけで更にかっこよくなりそうな予感がしていました。
ちなみにほとんどのモールドはタガネで彫り直しました。
シールドとプロペラントタンクに合わせ目ができます。僕は瞬着で合わせ目消しをしました。
細かい造形はいいんですが、バックパックのスラスターが一体成型なので塗り分けが面倒そうだと思いました。
そのままベタ塗りでも良いんですが、自分的にスラスターは塗り分けたいタイプなのでマスキングを頑張りました。
大規模な改修はやったことないんですが、バックパックにある「羽」の接続ピンが短く不安定だったのでランナーと真鍮線を使って接続ピンを延長加工しました。初めてこのような工作をやりましたが、これはやってよかったです。
あと、後ほど写真で解説しますが、表面処理がやりにくかったので羽にあるモールドを削り落とし、表面処理後にスジボリとプラ板でディテールアップしました。
丸いモールドを見るとプラ棒やメタルパーツを代用したくなってしまうこの気持、ガンプラ改造初心者あるあるですよね。
下記の写真は開口してソケットピンを入れただけですが、この後プラパイプも入れることにしました。
ファンネルの噴射口・ビーム発射口(?)両側ともメタルパーツでディテールアップしました。おかげで付属していたリード線が取り付けれない事態に・・・
バックパックにファンネルを脱着する際、構造上塗膜が剥がれる可能性が高いので、塗装後は取り外さないことを前提に塗装製作しました。
なのでリード線つけれなくてもOKとしました。
ちなみに使用したメタルパーツはPC用部品のソケットピンをばらしたものと、G PARTSさんで買い物をすると毎度貰えるオマケです。
塗り分けて組み上げ時に接着固定します。
腕・方部分はしっかり面出しを行いました。
肩側面にあるスリット部はキットパーツだと中心にパーティングラインが入りズレているので削り落としてから、エバーグリーンのスリット入りプラ板を貼り付けました。ここも塗り分けのため最後に接着。
右腕のシールド接続部分はプラ板で蓋を新造。自分の飾り方だと右腕にシールドを取り付けることが無いので、それなら蓋を作って色分けして接着したほうがカッコいいんじゃ・・・と思いました。これは次回作でも取り入れたいです。
踵の浅いモールドはゴッドハンドのスピンモールドを使用して穴開け後コトブキヤのプラユニットを埋め込み。
スピンブレードだとズレる時があるのでセンターにピンが付いているスピンモールドを使用しました。
「そもそもセンターがずれるんだよ!」と思う方もいると思うのですが、そういう時はGUNPRIMERのピンバイスガイドを使えば作業しやすいです。
膝を曲げるとチラッと見える部分にはプラ板で蓋をしました。フレーム色で塗装後に接着です。
塗り分けが難しそうだと感じていたシールドですが、各段差はタガネで掘ったあとスピンブレードで段差を掘ってHIQ PARTSのGLEPをツライチに、中心にはWAVEのO-BOLTを。全て塗装後に接着です。
シールド裏は彫りましたが塗り分けは最小限にしました。
押しピン跡は接着剤で埋めました。
使用工具紹介
各モールド彫り直しはスジ彫りカーバイトを使っております。BMCタガネは高いし入手困難なので、割と手に入りやすく価格もお手頃で個人的には掘ったあともキレイなので気に入ってます。
ビットの形状によってはまとめて保管できるのも良いです。
大きな面は最初に誉ヤスリで軽く削ってから紙やすりを当てました。↑このサイズはP1で広い面に適しています。
削りやすさ・削った面のキレイさがとても良い。ちょっと高いけどおすすめです。
今回始めて取り入れた新しいエッチングパーツは先日まとめ買いしました。これで当分は戦えます。
全ての表面処理が終わったら洗浄して塗装です。マスキングが大変なところも多かったですが、なんとか仕上がりました。
こうやって並べるとテンション上がります!(載ってないパーツもありますが)
トーリスリッター全塗装で完成
まずは武器類から。デカールにはハイキューパーツのコーションデカールを使用しています。
シールドの塗り分けがカッコよく決まりました。別パーツを使って塗り分けて正解でした。
センサー部分にはハイキューパーツのセンサー用メタリックシールの上からUVクリアジェルでレンズ感を出しました。
バックパックにソケットピンでディテールアップしたところ、ソケットピンの下に白く塗装したプラパイプ取り付けました。
頭部側面には鋼魂のエッチングパーツを使用。
バックパックのスラスター部分、塗り分け頑張りました。やった甲斐がありました。スラスター内部はエナメルクリアーレッドで塗り分け。
モールドを削り落としてディテール新造した羽部分はこんな感じにしました。塗り分けることでそれっぽい感じになったと思います。
ファンネルのメタルパーツとぬりわけはグレーにしました。あまり金ピカパーツをポン付けるのは好みじゃないので、このくらいがいいと思ってます。
一部ライン状のアシタのデカールを使用しています。貼りつけ後1日置いたあとにデカール上のフィルム?を剥がすことで余白が全く気にならないのでおすすめです。
僕は1日置かずに山善の食器乾燥機で強制乾燥させてますけど。
設定では各ダクトの塗り分けはもっと細かいことになってますが、ここは全てグレーで塗り分けました。
使用したのは新水性ホビーカラー。マジックリンでキレイに簡単に拭き取れるのでとても使いやすかったです。
隠し腕を展開してみました。
ポロリすることなく安定して持たせることができました。
終わりに
ということで、トーリスリッターの製作記は以上となります。HGの割には大型で満足のいくキットでした。もう一個買っておけばよかったかなぁ。