初めてのRG(リアルグレード) ガンダムmk2を作ってみて、「作りごたえのあるRGもっと作りたい」と思い製作を始めたRG MSN-06 シナンジュ完成しました。
RGシナンジュを”あえて”艶消し仕上げに
まず正面から。RGシナンジュの全体的な特徴として、
質感表現
メッキ加工:全身に配された金色の模様部分“エングレービング”をメッキ加工とパーツ分割で完全再現。
グロスインジェクション:ベースとなる赤の成形色はグロスインジェクション仕様。組み立てるだけでシナンジュの美しい輝きが手に入る。
ということで、テカテカのグロス加工された装甲は美しく他のキットとは差別化されていて、そのままでも良いとは思いますが、ゲート跡が目立つ箇所もあり、個人的にはマットな仕上がりが好みなので全塗装艶消し仕上げにしました。
赤い装甲は全て600番→800番でヤスリがけしました。曲面パーツが多いので神ヤスのスポンジヤスリが大活躍でした。
塗装レシピ
赤い装甲の下地:サーフェイサー 1200→EXホワイト(ガ)
金色・バーニアの下地:光沢黒(m)
赤い装甲1:モンザレッド(m)
赤い装甲2:モンザレッド(m)+マホガニー(m)
黄色:黄橙色(m)
白:EXホワイト(ガ)
黒:黒鉄色(m)
金:ゴールド(m)
グレー:RLMグレーバイオレッド(m)
フレーム銀:シルバー(m)
バーニア:スーパークロームシルバー(m)+クリヤーレッド(T)
肘のマイナスモールド:スーパーアイアン(m)
装甲裏:エナメル ジャーマングレイ(T)
艶消し:スーパークリア 182(m)
光沢:クリアー 透明 光沢 46(m)
爪先・バーニア・エングレービング部分など一部光沢クリアーを吹いてます。
大体こんな感じです。グレーの色があまり自信ない…。確かこれだったんだよな〜。
高密度ディティール
カトキハジメ氏描き下ろしによる高密度なディティールデザインを全身の中メカに反映。
バーニア付近のフレームなど、チラッと見える部分にはメカメカしさを感じます。
足のバーニアのところ、チラッと見えるゴールド部分は付属のリアリスティックデカールを使用しました。これは以前作ったRGガンダムmk2の時の反省を生かしました。
塗装するよりも光沢感を手軽に表現できるので、リアリスティックデカールのメッキシールは今後も積極的に使っていきたいです。
その他のリアリスティックデカールは使わず、専用の水転写デカールを使用しました。
フレキシブルスラスター
実機考証によりデザインアレンジされたフレキシブルスラスターの演出強化。よりギミカルな構造へ進化。中メカを剥き出しにしながら開閉。
背面はこんな感じ。プロペラントタンクと足の装甲一部合わせ目消しを行いました。
各バーニア類は本当はメタルパーツを取り付けたいんですが、効果なので塗装で金属表現をします。
以前はシルバーで塗っていたんですが、今回から「スーパークロームシルバー」を使って、中はエナメルのクリヤーレッドで塗装、はみ出た部分を溶剤で拭き取るというやり方にしました。
なかなか好みの感じにり満足です。
装甲裏や、スラスター内側はエナメルのジャーマングレイをエアブラシで吹いて余分な部分を拭き取りました。
影の表現?でこれもうまくいったと思います。
RGシナンジュの気になる部分
シールドの着脱がやりにくいです。↑は肩のパーツに取り付けてるんですが、一度装甲を外さないとやりにくいです。
あとは全体的にポロリが多いと思いましたが、ここは外れやすそうな箇所は接着すれば解決します。
バランスが少し不安定なため、スタンドはあった方が安定・安心です。
今回撮影時に使用しているスタンドは、アクションベース5クリアです。拡張性が多く、安定して飾ることができるのでおすすめです。
装甲稼働ギミックがカッコイイ
スラスター装甲 スライドギミック搭載
全身のスラスターは装甲部分がスライドするギミックを搭載。メカ見え演出でメカニカル感を演出。
特に足の外側にある装甲可動はRGオリジナルでとても気に入ってます。中は一部リアリスティックデカールを使用しました。
内側には肉抜き穴があったのでプラ板で塞ぎましたが、ほとんど見えません。
肩の装甲可動ギミックもあります。肩上部の装甲内はシルバーで塗装しました。
RGシナンジュの失敗箇所
肘の付近、ゲート処理
今回RG(リアルグレード)の特徴でもあるアドバンスドMSジョイントは未塗装で製作しました。ABS樹脂のゲート処理苦手なんですよね。
塗り分けミス
ここまで見てお気づきかもしれませんが、今回シナンジュの赤い装甲は2色使ってます。パーツを各色で分類した時にミスってしまい、左右で色の違うところがあるんですよね。
↑の写真でわかりやすいところで言えば、肩の装甲一部が左右で色が違います。
あとは胸の左右の赤い装甲が色が違いますが写真ではあまりわかりません。
パーツ管理は徹底したいところです。ちなみに今回も部品注文しているので、気をつけたいです。
調色塗料の予備
自分で調色した塗料を使ったため、塗り忘れなどがあった際は1から調色して塗ってというのを繰り返したので若干ですが、色が違う箇所があります。
塗料を調色する際は思い切って多めに作っておいた方が良いですね。
ということでスペアボトルを早速注文しました。
パーツ破損
エングレービングの金色の箇所、キット本来の色はギラギラした金ピカでしたが、一度その金色を剥がして塗装しています。
溶剤に浸す時間が長かったためプラが脆くなっていたようで、最後に組み上げた後に一部割れてしまいました。
終わりに
ということで、今回アクションポーズは撮影していませんが、これでレビュー終了とさせていただきます。この状態でアクションベースに固定して飾るのがイイ気がします…。
不安定なところに不満はありますが、パーツの多さによる組みごたえ、艶消しの出来あ上がりの質感など、とても気に入ってます。若干失敗した2色の赤色がイイ感じなので微妙な色の塗り分けは今後もやって見たいと思います。
あまり価格の変わらないHG シナンジュ。手軽に作るならこっちがおすすめですね。