2×4(ツーバイフォー)と言う規格の木材と、若井産業のディアウォールと言う製品を使って棚を作りました。
ディアウォールとは

若井産業の「ディアウォール」と言う製品を使えば、壁に傷をつけずに柱を建てることができるので、賃貸住宅でも気にせず設置することができ、工夫次第では棚以外も作ることができます。
ダークブラウン・ライトブラウン・ホワイト・ブラックの4色。今回は2×4用のライトブラウンを使用しました。
2×6用と、1×4用もあるので、設置する場所などに合わせて選ぶことができますよ。
他社ですと、平安伸銅工業のLABRICO(ラブリコ)と言う製品も人気があります。突っ張り棒のようにネジをクルクル回して調節するタイプです。
カラーはオフホワイト・ブロンズ・ヴィンテージグリーンの3色。
今回のDIYはこのような製品どれを使っても同じように作ることができます。色や外観の好みで選べば良いと思います。
材料

完成図はこちらです。主に写真を飾る予定の棚です。中心の広い正方形のところは壁掛けのカレンダーを設置する予定で空けました。
- 若井産業 ディアウォール
2セット
- 2×4(ツーバイフォー)材 3.8cmx8.7cmx240cm
2,460mm ×2・660mm ×1
- 1×4(ワンバイフォー)材 860mm ×6・200mm ×2
- 皿タッピングJS 3×12 24個
- 八幡ねじ スリムねじN 化粧箱 3.3×30
- L字金具 10個
- アサヒペン 水性ステイン オーク 1L
- WAKI 木工ダボ 6×30mm 約100個
10個
使った材料はこのくらいです。(価格・詳細はリンク先をご確認ください)今回ダボを使いましたが、ネジや金具でも代用できます。
ネジはサイズをよく確認して購入してください。
工具
工具類はこちらのページもご参考ください。


今回ドリルドライバーとサンダーはブラックアンドデッカーのマルチエボを使用しました。ビットは付属の物が使いにくかったので、ANEXの黒龍靭ビットを購入してきました。これかなり使いやすい。
作り方にもよりますが、今回紹介する作り方ではコーナークランプのおかげで一人でも楽に作業できたので、あると便利。
切断
まずは板材にマーキング、そしてカットです。ホームセンターでも1カット10円くらいでやってもらえますが、多少誤差が出たりする場合もあるようなので僕は自分でやってます。
うちは床から天井まで2,500mmでした。2×4材はマイナス40mmで2,460mmにカットしました。これは上下にディアウォールを取り付けるためです。
僕の持っているブラックアンドデッカー(BLACK+DECKER) マルチツールEVO183P1に入っていた丸ノコでは最大21mmまでの厚さしかカットできません。今後のことも考え、せめて2×4材(厚み約38mm)くらいは切れる丸ノコが欲しいと思い、amazon売れ筋ランキング2位の丸ノコ「日立工機 FC6MA2」を購入しました。
ちなみに、売れ筋ランキング1位の丸ノコ「リョービ(RYOBI) 丸ノコ MW-46A 610509A」は6,000円以下の低価格で購入できますが、鉄ベースが曲がるとの口コミがあったので選びませんでした。
塗装
「ステイン」という物を使ってみたくて、アサヒペンの水性ステインを購入しました。1Lで2,000円しないので、安い方ではないでしょうか?
ステインとは木材に浸透し木目が綺麗に出て、刷毛跡が目立ちにくいので初心者にもおすすめできます。乾燥が早いので時間短縮にもなります。
塗装時の天気は雨が降りそうな曇り空でしたが、早めに二度塗りしてすぐ乾きました。
適当な容器に少量入れ、刷毛で二度塗りしました。端はほとんど塗りませんでした。どうせ見えなくなるので、ちょっと節約です。
容量が300MLで、ちょっとだけ安いタイプもあります。
組み立て

L字金具は適当に安い物をホームセンターで購入しました。今回制作する棚は、主に写真などを飾るための物です。あまり重い物を乗せるつもりは無いので、小さい金具を使いましたが、がっちり固定して、丈夫にするならツーバイフォー材用金具などを使用した方が良いかもしれません。
棚板(1×4)側につけるビスは、「八幡ねじ さらタッピングJS 3×12」を使いました。
amazonでは同じ物が取り扱いないみたい・・・
ディアウォールと同じ若井産業から専用棚受けも販売されているので、外観を気にされる方はこちらもオススメです。

大体中心位置に金具をビスでとめていきます。差し金と2×4用定規を使用しました。こういう使い方をする物ではありませんが・・・

こういう感じになります。先に棚板(1×4)側に全て金具を取り付けます。



2×4材の上下にディアウォールを取り付け突っ張りました。天井高-40mmにカットしたのでちょうど良く、スペーサーも使わずいい感じにつっぱれてます。

コーナークランプを棚板(1×4材)の左右に取り付けます。スコヤを当てて面を揃えます。

それから2×4材に仮留めします。スコヤを当てて直角を確認。

水平器で左右の水平を確認。

前後の水平も確認しましょう。スコヤを当てたほうが見やすいかもしれません。

水平が確認できたらネジ留めします。このやり方で上から順に作っていきました。

上から3段目・4段目には200mmの1×4材を使い小さな棚を木ダボで固定して取り付けました。

ダボ穴はドリルガイドを使い真っ直ぐな穴を開け、反対側はマーキングポンチを使い正確な位置出しをしました。ちなみに、今回の作業で一番難しかった箇所です。

こういう感じになります。中心の柱は660mmの2×4材を使用しました。上は棚板の上からビス留め、下はビスをダボで隠しました。

はみ出た木工ボンドはウエスで拭き取ります。 マスキングテープは目安として貼ってます。

スコヤを当てて直角を確認。いい感じです。

左下は照明スイッチがちょうど収まります。ここにはフィギュアとかダンボーでも飾りますかね。
完成・終わりに


ということで、あまり難しい箇所も少なくスムーズに組むことができました。こぼれ留めがありませんが、物が落ちることは今の所ありません。もしかしたら、今後取り付けるかもしれませんが。
材料費は約7,000円くらいでしょうか?(多分)塗料やビスを持って入れば、木材だけの価格なのでもっと少ないと思います。
簡単に作れるし、取り外しても跡が残らないのでぜひ作ってみてください。